こんにちは,しまさん(@shimasan0x00)です.
私は高専から編入して大学に入った身なのですが,編入のメリットデメリットは何なのでしょうか.
今回は編入って何なのか,メリットデメリットについて考えていきたいと思います.

編入とは
「高専って何よ」でも行った手法ですが, 様々なサイトの定義から概要を掴んでいきましょう.
編入学(へんにゅうがく)とは、その学校に在籍していなかった人が第1学年の中途又は第2学年以上の学年に、(1)外国にある学校などから入学すること、又は、(2)過去に同種の学校等に在学していた者などが入学することである。(Wikipedia)
他大学から二、三年次に編入試験を受けて転学してくること。外国語、専門科目、面接などの試験があるが、入試よりは楽なため、浪人ではなく編入を狙う学生もおり、編入専門の予備校も存在する。近年、短大生の就職難で、短大卒業後、四年生大学に編入する学生が増えている。
(コトバンク)
「編入学」とは、学校を卒業した者が、教育課程の一部を省いて途中から履修すべく他の種類の学校に入学すること(途中年次への入学)と解されています。(文部科学省)
コトバンクさんは凄い解釈をされていますね.
編入試験は入試より楽と一概に言えないと思いますが.
範囲は狭いですが, 専門科目はそこそこ難しいと思いますし… .
何を無駄と定義するかによるとは思うのですが, 暗記するだけの虚しい勉強よりは専門科目は骨があって面白いと思うんです.
ここで私が扱う編入(学)は一言で言えば, 「他の教育機関から大学に転学すること」だと思います.
編入学をする方は私のイメージでは高専生がほとんどですが, 短大卒の方, 他大学から編入学をされる方もまあまあおられるようです.
私の代でも他の大学から移ってこられた人がいるようです.
基本的には編入学をするとその大学の3年次に所属することになりますが, 京大などの一部大学では2年次からとなることがあります.
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編入のメリット・デメリット
ではここからは編入のメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います.
メリット
- より高度な教育をうけることができる
高専だと特にそうですが, 基本的には大学のほうが著名な先生がおられたり, 研究設備がしっかりいていたりします.
高専での教育について少しでも不満がある方であれば編入を是非おすすめします.
私はすでに1年生の頃から不満を抱いていたイキリ高専生でしたので編入してよかったと思っています.
それに大学では教えてくれる科目を研究領域にされている方が多いので詳しく学ぶことができます. もちろん例外はあります.
追記:2020年1月27日
大学に編入しましたが,なるべくお金のある(研究資金が多く取れてる)ところに入るのが一番です.私はCS分野に所属しているのですが,取れている資金がそのままマシンのスペックに反映されます.研究で分析するために必要なコード以外にパフォーマンスチューニングのためのコードを必要とします.
もちろん与えられた環境で最大のパフォーマンスを発揮するのは大事ですし,そのようなコードを書く経験はあったほうがいいですが「研究」したい人には向いていないです.
そういう人は是非お金のある大学を受験しましょう.
- 専門領域を変更することができる
私はもともと電気電子工学科という学科でしたので主な専門は電気系になります.
ですが私の学科は情報系も一応勉強していたうえ, 研究でも情報系が用意されていました.
そのため情報系の学部にも少しの苦で編入することができました.
もちろん編入したあとに留年することを選択肢として取り入れるならあまり関係のない学部にも編入学は可能です.
つまり, 高専時代になんか自分がやりたいことと違うなって思ったら方向転換ができるのです.
- 環境が変わる
これは私にとって大きかった.
高専でこのまま専攻科に進んでいたらと考えると… .
なんとなく惰性で言われた課題やらをこなして生きていくのはもううんざりしていたので, 環境の変化はかなり私によい影響を与えました.
もちろん高専の空気が大好きな人はそれでいいのですが, 同じ環境で7年間はいたくないと私は思ったので.
前の私ならセミナーみたいなものがあっても参加しようとは思ってなかったでしょうね.
総関西サイバーセキュリティLT大会に行ったりなんてありえなかったと思います.
今ではさくらインターネットのセッションがあれば飛んでいきたいなんて思っているくらいですから.
環境が変わるだけで意識が変わる人もでてきます
私は高専に向いていなかった可能性もありますね.いや,あの怠惰な生活でなければ普通高校の環境に私は耐えられなかったでしょうね.
デメリット
- やったことのある内容を受ける必要が出てくる
デメリットをあげるとすればコレですね.
認定される単位は決まっていますので当然自分が受けていた科目が溢れ出ることがあります.
そうなるとこの内容の講義高専でやったのになぁとかがままあります.
私が1番驚いたのが高専1年生のときにやっていた内容が大学で2年生向けに開講されていたときですね(笑).
序盤は本当に無心で受けていました.
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さいごに
以上メリットとデメリットでした.
何がいいのか悪いのかをこれを読んで各自で判断する一助になれば幸いです.
