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知らない本の内容をTwitterの発言だけで把握することはできるのか検証してみた


「140字」と聞いて皆さんは何を想像するでしょうか.

国語の問題で見る指定文字数でしょうか.140字小説でしょうか.

私は真っ先にTwitterを思い浮かべました.

Twitterの140字って思えばいろんなことを表現できるんですよね.

英語と違って日本語だと1つの字に意味をもたせることができるので(漢字なら),思った以上に伝えたいことを書くことができます.

そこでふと私は思いました.

ある本について紹介もしくは感想を書いたツイートをたくさん見ればその本のことを読むのと近い効果が得られるのではないかと.

本というのは多くの文字からなっています.

それをつぶやく人達は140字に収めようとするわけですからツイートは内容を凝縮させた要約のようなものになっているのではないかと思ったわけです.

何が大事だと思ったかは個々人で違うと思うので異なる内容の要約ツイートが複数あるわけです.

それを集めれば…もう最強ですね(語彙力).

ということで今回は手始めに少ない数のツイートで内容を把握するチャレンジを行っていきたいと思います.

まず,私がその本のタイトルと表紙,事前に知っていた情報のみで内容を予想します.

その後Twitterでその本のタイトルを用いて検索し,本の紹介もしくは感想のツイートを複数見て改めて内容を予想していこうと思います.

無知で申し訳ないのですが私が知らない本は今回「ナナメの夕暮れ(若林 正恭)」にしたいと思います.


Amazonで上位に入っていること,8/30日発売なのでまだ新しく,ツイートが多く見つかるのではという理由で選びました.

では早速やっていきましょう.

ツイートを見る前の予想


まずはタイトルと表紙から考えましょう.

表紙は夕方に河川敷のような場所で若林さんが座っているという感じです.

タイトルにあるナナメに由来しているのか表紙に書かれているタイトルが少しナナメに書かれています(手書きっぽい).

若林さんはいくつか既に本を出していたと記憶しています.

確かエッセイだったと思うので今回の本もエッセイではないかと思います.

いい意味で捻った思考の持ち主だと私は思っているのでタイトルの「ナナメ」というものに日常とは少しずれた視点で書いたものなんだということが表れられているのではと予想します.

また夕暮れ,夕方というキーワードから「仕事帰り」,「子供が遊びから帰る時間帯」がパット頭に浮かびました.

このことから会社員が帰宅する際のことか若林さんが子供時代に経験した不思議なことが書かれているのではないかと考えます.



とまぁここまであーだこーだ言っていますけど,

全然予想つきません

こう考えるとラノベって凄いですよね.タイトルで内容がある程度わかるんですから.

レッツ検索


では実際にTwitterで「ナナメの夕暮れ」と調べてみることにします.

上から「○○読み終わった」のようなツイートを5つ取ってきたいと思います.

ツイートを見てからの予想


以前若林さんが出した「社会人大学人見知り学部卒業見込」の続編らしいことはわかりました.

また,若林の幼少期からの話が綴られているようです.

スタバの話が出てくるのは確定でしょうか.

若林さんの内情についても語られていると.

まとめると,若林さんの幼少期からの経験から,世の中で起きていることに関する若林さんが疑問に感じたことや考えていることが書かれている本というところでしょうか.

さいごに


今回は条件を満たしたもので上から5ツイートをもって,自分が知らない本の内容を予想してみました.

やってみてわかったのは本の詳細はわからないにしても概要の概要くらいはつかめるのではないかということです.

5ツイートでこれですから,ツイートを増やせば本の全てを知ることはできなくても文庫本の裏に書いてあるようなあらすじぐらいの把握はできるのではないかと思います(あらすじ読んだほうがはやいと思いますけど).

Twitterで大量のデータを集めて自動でその本のあらすじや概要を生成するのも面白そうです.

今回は人力でやったけどこんなことはPythonにやらせたらよかったなと思いました.

人力でやるのは面倒だとは思ったんですが,タイトルや表紙から内容を推理するのは面白いので是非皆さんもやってみてください.

今度はまた思考を変えて試行してみたいですね.

やってて普通に楽しかったですので.

ABOUT ME
しまさん
高専→大学編入→大学院→? / 計算社会科学,ウェブマイニングなど / グレープフルーツと本が好き / SNS(Twitter,YouTube,Twitch)やVTuberのデータ分析屋 詳しいプロフィールはこちら≫ 投げ銭はコチラ