資格

G検定の合格体験記v2022【勉強法・本・Tips】

shimasan0x00

(2022年7月15日)

こんにちは,しまさん(@shimasan0x00)です.

社会人1年目で継続的学習の一環として受験したG検定(2022)について無事合格できましたので,その記録を残しておこうと思い,今回は筆を取りました.

私が受けた時の合格率は約60%でした.試験範囲が大枠で7分野あるのですが,平均約90%の得点率で合格することができました.

各分野の得点率をTwitterで公開されている方もいらっしゃるのですが,60~70%で合格されている方もいるみたいです.

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G検定とは

G検定は日本ディープラーニング協会が実施している試験で,ディープラーニングの基礎知識を有し,適切な活用方針を決定して,事業活用する能力や知識を有しているかを示す資格になります.

学生であれば半額で受験できるので,私も学生の時に取っておけばよかったなと受験ページを見て最初に思いました.

試験範囲

  1. 人工知能とは. 人工知能をめぐる動向. 人工知能分野の問題
  2. 機械学習の具体的手法
  3. ディープラーニングの概要
  4. ディープラーニングの手法
  5. ディープラーニングの社会実装に向けて
  6. 数理・統計
  7. 法律・倫理・社会問題

G検定を受験した目的

私がG検定を受験した理由は社会人における継続的学習の一環で,内容が私に適したからです.

社会人になっても継続的に学習することを設計している中で,G検定の内容は私が自身のステータスを自分にも他者にも可視化するのに適していました.

体系的にAIの知識の概要を掴みたいという目的が2022Q1にあった中で,非常にマッチしていました.私自身は技術的な観点でいうと,CV系や音声に関する理解が乏しく,その他の点ではAIに関わる法律面,契約に疎かったので資格取得の勉強を通じて,概要を理解できたのは収穫でした.

恥ずかしい話ですが,AIに関わる契約は準委任契約でないと大変である(請負契約はかなり厳しい)くらいの認識でした.なので経産省が出しているガイドラインの話(フェーズごとに異なる契約を結ぶ)など勉強になることが多かったです.

理解がG検定を受ける目的なので,「G検定」で検索した時に出てくるサジェストのようなものは活用せず,自身の理解力で受験しました.

勉強法について

学習時間

まず,前提条件として私は基本情報技術者(FE)の資格があるが,AIに関しては歴史を少し知っているくらいの状態から始めました.

総勉強時間は約25時間です.

これは後述する私が主催のもくもく勉強会DDLでの時間がほとんどです.

使用した教材

私は3つの参考書・オンライン講座を活用し,学習をしました.

  • AI For Everyone(すべての人のためのAIリテラシー講座)

これはCoursera上で展開されている無料オンライン講座です.

いきなり以下の参考書を開くのは重そうだと感じる方,本当にAI領域の知識が0の方はこちらから入るのがおすすめです.

私は多くが参考になったわけではないですが,Andrew Ngの講義を受けれて少し嬉しかったです.

  • 深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版

日本ディープラーニング協会公式のG検定の内容を学習することができる参考書です.

私は正直資格のテキストなんて…と舐めていましたが,読み進めていくうちにAIに関するあらゆる内容を網羅的に紹介されていて感動しました.いい本です.

普段,私が触れない領域についてもある程度重要なトピックを知ることができ,新しい版になったら買おうかなと思っています(日本語のドキュメントって貴重だよね).

一つ不満点を挙げるとすれば,紙面の関係上仕方ないとは思うのですが章末問題の問題と解答が近すぎて問題を見ているときに解答が丸見えなことです.

  • 徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 (徹底攻略シリーズ)

タイトルのようにG検定の模擬問題集となっています.

各トピックについての章と総合演習の章があり,公式テキストで理解した自身の実力を測ることができます.インプットした知識を活用し,自身の頭で考えて問題を解くので訓練になります.正直公式テキストだけでは物足りないのでこちらも購入した方がいいと思います.

勉強法(もくもく勉強会DDLの活用)

私は学習時間のほとんどを自身が運営するDDL:Data Driven Learningで実施しました.

社会人として生活する中で,平日の学習が自身だけで続けるのが難しいのではないかと考えて作ったもくもく勉強会です.参加に心理的負荷が低く、習慣化できる勉強会を目指して運営しています.

基本的にはDDLの時間でAI For Everyone,公式テキスト,問題集の順で学習を進めました.

公式テキストは毎回ノートをとるわけではなく,自身が重要だと感じたものだけNotionに書き留めていました.1週目で内容を網羅的に理解することを目指さず,概要をふわっと理解することに留めるといいと思います.

2週目は問題集と組み合わせます.問題集で理解ができていなかった部分を解説と公式テキストで理解し,その際に公式テキストの内容を深掘りします.

私の場合,法律面や契約周りはさらに深ぼって理解に努めました.

Tips

試験時間について

120分で多肢選択式・220問程度なのですが,絶対に時間が足らなくなります.

上記問題集の模擬問題で70分終了だったので余裕かと思っていたのですがそんなことなかったです.10~15sでわからないものは飛ばして,とりあえず最後まで到達してから熟考していいと思います.

AI For Everyone修了者割引について

Courseraの受講修了証が欲しい場合を除いて,普通に受験する方が協会に対して追加でメールなどを送らなくても済むので楽だと思います.

私は欲しかったのでCourseraの受講修了証を頼み,割引金額で受験しました.

通常

  • 13,200円

修了者割引の場合

  • 9,240円 + $49(約6,800円)
  • 16040円
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ABOUT ME
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Data Engineer
高専→大学編入→大学院→データエンジニア

専攻は計算社会科学,ウェブマイニング
趣味でSNSやVTuberのデータ集めたり分析しながら生活している
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